良質のタンパク質とは

体作りには欠かせない栄養素、タンパク質。
人間の体はほとんどタンパク質でできています、筋肉、内臓、骨、皮膚の他にも、毛髪や血液にいたるまで、体中の細胞のすべてはタンパク質からできているといえます。
タンパク質に水とミネラルが配分され、そこにビタミンやホルモンなどを含むいろいろな酸素の活動が加わると、細胞は初めて生命を持ち、その力を発揮するのです。

プロテインというサプリメントがありますが、これはご存知の通りタンパク質を効率よく摂取するためのサプリメントで、サプリメントに限らず、タンパク質のことを英語でプロテインと呼びます。

このプロテインという言葉はギリシャ語で「第一に必要なもの」という意味が語源になっているそうです、この事からもタンパク質がいかに大事なものと考えられてきたかがわかります。

本や雑誌などを見ていると「良質のタンパク質」というような言葉を見た事があると思いますが、良質なタンパク質とはいったいどんなものをいうのでしょうか。
タンパク質には、肉や魚介類などの動物性タンパク質と、豆類などの植物性タンパク質があります。

タンパク質とは２０種類以上のアミノ酸からできています。このアミノ酸は人の体内でも合成されますが、必須アミノ酸といわれる８種類のアミノ酸は人間の体内では合成できないので、食べ物から摂取するしかありません。

この必須アミノ酸とよばれる８種類のアミノ酸が一つでもかけると、筋肉や骨や血液などをつくるのに必要なタンパク質を合成できなくなってしまいます。
良質のタンパク質というのは、この８種類の必須アミノ酸をバランスよくたくさん含んでいるタンパク質のことをいいます。動物性タンパク質では、牛肉、豚肉、鶏肉、魚介類、牛乳、卵、ハムなどが必須アミノ酸を高い比率でバランスよく含んでいます。


植物性タンパク質では、大豆、豆腐、納豆、おから、みそなどが良質のタンパク質としてあげられます。
動物性、植物性のタンパク質を、片寄ることなくバランスよくとることが大事です。