肥満とは
肥満とはカラダの脂肪が増えて体重が重くなった状態のことをいいます。
医学的には体内脂肪の重量が30パーセント以上の場合をいいます、ですから単に体重が重いからといって肥満とはいえません。
適正な体脂肪率は、男性では15~19%、女性では20~25%のはんいとされています。
この体脂肪率を下回ると低脂肪で、上回ると肥満ということになります。
筋肉質の人とそうでない人では同じ身長体重でも、体の脂肪率は違います、体脂肪計を使えばその正確な数値も測れるし、見た目にはわかりにくい内臓脂肪の肥満の状態を知ることができます。
しかし正確な体脂肪率を測るのは非常に難しく、家庭用の体脂肪計がどの程度の正確な計測をしているのかという指摘があるのも事実です。
肥満になってしまう最大の原因は食べすぎです。食べた物のカロリーが体の消費カロリーを上回ると余分なカロリーは体に脂肪となって蓄積されます。
体脂肪率は同じでも脂肪のたまる場所には個人差があります。
腰から下の下半身肥満のことを洋梨型肥満といいます。
一方、腹部から上に脂肪が蓄積した肥満のことをりんご型肥満といいます。
ビール腹と呼ばれるような体型がこのりんご型肥満の典型です。
ウエストサイズをヒップサイズで割り、男性は1.0以上、女性なら0.8以上の数値がでたらりんご型肥満です。
りんご型肥満は洋梨型肥満に比べて、高血圧症、心筋梗塞、糖尿病になりやすいので注意が必要です。
肥満を防止するには、食事制限と適度な運動です。成人病は肥満が大きな原因となっています、健康的に長生きするために自分の肥満の状態を正しく把握して、健康を害さないように気をつけましょう。